あなたの寄付で“好き”が武器になる場所を支えたい
NPO法人こども未来機構は、不登校の子どもたちが安心して学び、成長できる場を提供するために、静岡県磐田市でフリースクール「アスノルーム」を運営しています。ここでは、音楽・eスポーツ・麻雀を活用した学びと、個々のニーズに応じた学習・体験活動を組み合わせ、子どもたちの自己肯定感の向上と社会参加を促します。
いま、制度の枠からこぼれ落ち、家庭の中に閉じこもったまま孤立している子どもたちがいます。
私たちは、そうした子どもたちに向けて、少人数での学びや音楽活動、心を開ける関係性を届けています。
通える日もあれば、来られない日もある。
でも、「ここがあってよかった」と思える場所があることで、子どもたちは少しずつ前を向きはじめます。
いただいたご寄付は、教材や楽器、外出活動など、子どもたちの小さな一歩を支えるために大切に活用します。
新年度の始まりとともに、多くのご家庭と出会い、子どもたちの第一歩を応援しました。
少人数ながらも、子どもたち一人ひとりとの関係が深まり、挑戦の芽も育ちました。
6月からは中学2年生1名が新たに加わり、在籍生は小6・中2・中3の3名に。
丁寧な日常の関わりをベースにしながら、社会の中での体験を広げていく「外出支援」もスタートしました。
新たに3名の子ども(小6・中2・中3)が正式に入会し、継続的に通う意思をもって通所を開始。
→ なかでも中3の生徒は、2ヶ月以上一度も休まずに登校。
「外に出られなかった子が、自分の意志で通い続ける」大きな一歩となった。
無料体験利用時から、支援報告書を丁寧に作成し、在籍校と連携を継続。
→ 内容の透明性が信頼につながり、学校側からも「継続利用の意義」が認められた。
結果として、子どもの居場所が「制度と制度のはざまをつなぐ」役割を果たすことに成功。
2週間の無料体験制度を通じ、子ども・保護者ともに「通えるかもしれない」という見通しを持てた。
→ 2025年6月までに、のべ5名が体験を利用。関係構築と環境適応の第一歩として機能している。
音楽レッスンに小中学生が参加し、音楽を通じた表現や交流が生まれた。
→ 継続参加する子も現れ、「やってみたい」「また来たい」という前向きな声につながった。
また、eスポーツ体験イベントを地元施設で毎月開催。元プロゲーマーXhanZ氏を講師に迎えたイベントには、6月までに小学生3名が参加。
→ 「好きなことが本気でできる場所」として、自己肯定感の芽を育てる機会に。
保護者向け講演・個別相談会を実施し、「具体的で役立つ」「気持ちが軽くなった」と好評。
→ 毎月の座談会「アスノカタリバ(7月以降は「アスノカフェ」に変更)」では、保護者同士のつながりも生まれつつある。
家庭と連携しながら、子どもを支える共通基盤ができつつある。
新規見学者との対話を通じ、制度では捉えきれない悩みや声に耳を傾けた。
→ 2025年度4月~6月で計16組が見学に訪問。
地域の中で「行き場のない子に届く場所」としての機能が芽生え始めている。